よくあるご質問

Q1:「UVC」とは何ですか?

A1:紫外線は大きく分類すると「UVA」「UVB」「UVC」の3種類があります。「UVA」は、320~400nmの長波長紫外線で、地表に降り注ぐ紫外線の約9割を占めます。「UVB」は、280~320nmの中波長紫外線で、大体5%を占めており、「UVA」より強いエネルギーを持ちます。「UVC」は、200~280nmの短波長紫外線で、オゾン層によって吸収され、通常は地表には到達しません。「UVC」の破壊力は最も強く危険です。


Q2:「UVC」は微生物にどんな働きをするのですか?

A2:「UVC」は微生物のDNA・RNA細胞を破壊し、不活化させます。薬品のように耐性菌は生まれません。


Q3:STERIL-AIRE社の高出力紫外線殺菌灯(UVC)にはどのような効果がありますか?

A3:高出力により、ウイルスやバクテリア・カビなどを死滅させ、IAQ(室内空気質)を向上させることが可能です。また、HVACシステム(冷房・暖房・換気)のバイオフィルムの形成を防ぐため、大掛かりなコイル洗浄やドレンパン洗浄などメンテナンスコストが削減されるばかりか、熱交換効率が上がり省エネ効果もあります。


Q4:ダクト内のカビも消滅できますか?

A4:HVACシステムにUVCを設置する事によって空気やシステム全体のカビを排除することが可能です。


Q5:感染症対策に有効ですか?

A5:感染症には飛沫感染・飛沫核感染(空気感染)・接触感染・介達感染・経口感染・昆虫媒介感染・血液感染・母子感染があります。紫外線殺菌灯(UVC)にて空気殺菌を行い、空気感染対策に最も有効です。


Q6:「UVC」による害はありますか?

A6:紫外線殺菌灯(UVC)を直接浴びれば皮膚がんや失明の恐れがありますが、害を生む訳ではありません。


Q7:抗菌フィルターだけで、微生物を十分取除けるのではありませんか?

A7:抗菌フィルターにより微生物を取り除けることは確かですが、0.02ミクロン以下の微生物に対しては取り除けません。紫外線照射(UVGI)は通過するすべての微生物を死滅させます。


Q8:どの位の温度、湿度、風量下まで使用可能ですか?

A8:適用条件は、温度:0度~76度、湿度:99%、風量:1000fpmまで使用可能です。


Q9:HVACのエネルギーコストを節約出来ますか?

A9:HVACの熱交換コイルに増殖した有機微生物(バイオフィルム)は0.3mm付着すると15%も熱交換効率がダウンします。このバイオフィルムをUVCで死滅除去することで、効率が上がり、エネルギー消費コストを下げることが可能となります。


Q10:HVACシステムの停止中も点灯する必要がありますか?

A10:HVACシステムの運転中のみ照射する場合もありますが、空調運転の停まったHVACシステムの方が、菌の繁殖率が高まるとの文献もあります。蛍光灯と同じで、ON−OFFの繰り返しはランプ寿命を短くします。効率的な結果を得るためには、可能な限り連続照射が効果的です。


Q11:殺菌灯を交換するタイミングはどのくらいですか?

A11: 9,000時間です。時間を超えると殺菌能力が徐々に低下します。


Q12:使用する電源は?消費電力はどのくらいですか?

A12:電源は単相200V又は単相100Vです。消費電力は殺菌灯の種類・設置本数によって異なりますが、1本あたり、45W~155Wとなります。


Q13:大体の導入費用を教えてください。

A13:HVACシステムは施設によって大きさが異なり、殺菌灯の本数や取り付け方法が違います。当社では必ず現地調査を行い、施設に最適な機器を選定致しております。大変申し訳ございませんが調査後の見積となります。